体幹2点歩行動揺計 「THE WALKING®」 の 知っていると ちょっと 便利な機能
今回ご紹介する機能は、こちら!
校正値 保存/読込み です。
ご存じの通り、加速度センサーやジャイロセンサーの出力は周囲の環境(気温など)によって変化してしまいます。
そのため、THE WALKING®には「標準校正」と「簡易校正」の2種類の「校正」があり、水平面にセンサーを静止させたときの出力をもとに、環境によって変化してしまうセンサーの感度やゼロ点を補整するための「校正値」を得ることができます。
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校正の方法はこちら↓↓
「体幹2点歩行動揺計 ビデオマニュアル」
https://www.youtube.com/watch?v=Epr93GHgM-I
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この「校正値」をPCに保存しておき、必要な時に読みだして使うことができる機能が 校正値 保存/読込み です。
「校正値」は環境によって変化するので、本来、「校正」は計測する環境で行う必要があります。
そのため、当初は、PCとセンサー(MVP-RF8)の無線接続を確立した後に、最低1回は「校正」を実行しないと計測に移れない仕様を考えていました。
しかし、
水平面にセンサーを静止させられない環境(野外や振動の多い人ごみ等)では、「校正」に必要な安定したデータを取集できず「校正」が完了しないため、肝心の計測に移ることができないのです。
「どこでも測れる簡易モーションキャプチャー」というコンセプトで開発しているのに、「校正」の為に使用環境が限定されるのはいただけない!
ということで、保存しておいた過去の「校正値」を読みだして計測できる仕様に修正しました。
病院のリハビリテーション室や大学の実験室で計測を行うお客様は、周囲に「校正」に適した水平面もたくさんあるでしょうから、使う機会の少ない機能かもしれません。
ウォーキングイベントやスポーツ選手の計測など、野外で計測されるお客様などは水平面が確保できる環境で念のため「校正」と「校正値 保存」を行っておいていただき、計測の場で「校正」に適した水平面が見つからなかった場合には、「校正値 読込み」を実行して計測に進んでください。
「校正」する場所がなくて計測できなかった。(TДT) という事態が防げます。
以上、体幹2点歩行動揺計「THE WALKING®」の知っていると、ちょっと便利な機能でした!
体幹2点歩行動揺計「THE WALKING®」
https://www.microstone.co.jp/acms/products/thewalking/~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・