本日のテーマは「加速度センサー検討に対して大切なこと ③アナログとデジタル」について紹介します。
まず、そもそも加速度センサーの原理について紹介します。
加速度センサーの原理はこのようになっております。
世の中にあるすべての加速度センサーは、「力」を「電気的な信号」に変換するものになり「加速度センサーそのものはすべてアナログ」になります。
しかし、加速度センサーで「出てきたデータをどう出力する」のかでアナログセンサーとデジタルセンサーに分かれます。
出力がアナログの場合とデジタルの場合でデータを処理できる機器(データロガー)が異なりますね。
最近はPCで処理することが多いためデジタルセンサーが良く選ばれますが、工場の保全などでは、PLCやアナログデータロガーを置いているところも多いのでアナログのセンサーもまだまだ使われます。
最後にアナログセンサーとデジタルセンサーのメリットとデメリット
アナログセンサーの方が動きがそのまま出力される代わりに、ノイズが乗りやすく、データが不安定です。
デジタルセンサーは動きを離散的(データ間に出力されていない時間が生じてしまう)に取ることしかできない代わりに、データが安定して、PCでの保存も簡単に行うことができます。
デジタルに出てきたデメリット「データを離散的にしかとることができない。」これこそが次の「サンプリング周波数」に直結しております。
サンプリング周波数を正確に設定しないと正確なデータがデジタルで取得できないかも・・・
また、保存するデータが莫大な大きさになってしまうかも・・・
そんな問題に対する答えもしっかり用意します。
次の③-2「サンプリング周波数」をお楽しみに!