今回は、「加速度センサーを選定する3つの方法」を紹介します。
これから購入しようと検討しているかたはぜひご覧ください。
紹介するポイントは3つです。
①加速度センサーの計測レンジ
②加速度センサーの応答周波数
③加速度センサーのサンプリング周期
この3つだけ覚えて頂ければ大丈夫です。
もちろん最終的には外形の大きさや、取り付けかた、ソフトの使い勝手等あると思いますが、
「自分が取りたいデータを取得する」ためには上記3つのポイントが必要になってきます。
さて順を追って紹介していきます。
①加速度センサーの検出範囲について
検出範囲とは「センサーが計測できる振動の大きさ」になります。
例えば、機械関係だとモーターの振動を測るのか、プレスの衝撃を測るのかで出てくる、振動の大きさが全然違います。
大きさや形、取り付け場所によって異なりますがモーターは1G(9.8m/sec^2)以下、プレスは100G(1000m/sec^2)程度が多いです。
また人体関係だと、例えば歩行の計測の際に
腰の計測なら1G程度、ひざの計測なら50G程度といったように地面に近いほど振動が大きくなります。
センサーの検出範囲は「振動のものさし」のようなものと考えてください。
30cmものさしで1mの机の大きさを一回で測れないように、2Gまでの計測しかできないセンサーで100Gの計測はできません。
逆に1mものさしで1mmの長さを測るのが大変なように、100G測るセンサーで0.1G程度の振動を測るのもいい計測方法ではありません。
「でも測りたい部位の加速度の大きさがわからない。」そんなときは一度マイクロストーンにお問い合わせください。
計測したいものに最適なセンサーの紹介や実際にセンサーのデモ機貸出しもおこなっております。
思ったよりも一つ目のポイントが長くなってしまいました。
続きはまた次回に更新したいと思います。